宇宙には酸素がない! なのにロケットが進める「2つの理由」
キャンプファイヤーも、ガスコンロも、酸素がないと消えてしまいます。
地球上の火は、空気中の酸素を使って燃えています。では、酸素がまったくない宇宙空間で、ロケットはどうやってあの凄まじい炎を出し続けているのでしょうか?
1. 酸素すら「マイボトル」で持っていく
答えは意外とシンプル。ロケットは、燃えるための酸素も自分で積んでいるんです。
飛行機は周りの空気を取り込んで飛びますが、ロケットは「燃料」とは別に、酸素をギュッと液体にした「酸化剤」という巨大なタンクを抱えています。
[ 燃料 ] + [ 酸素(酸化剤) ] = 宇宙でも燃える!
つまり、ロケットは「究極の自給自足」マシンなのです。
2. 「空気を蹴る」のではなく「自分を投げる」
もう一つの疑問。「空気がなければ、地面や空気を押して進むことができないのでは?」
ここで登場するのが物理学の「作用・反作用の法則」です。イメージしやすいのは「スケートボードに乗って重いボールを思い切り前に投げる」状況です。
- ボールを前に投げる(作用)
- その反動で、体は後ろに下がる(反作用)
ロケットはこの「ボール」の代わりに、燃焼して生まれた「凄まじい量のガス」を後ろに投げ飛ばしています。後ろに何かを叩きつければ、空気がなくてもその反動で前に進めるのです。
💡 記事のポイント
- 自給自足: 酸素も燃料もすべてタンクに詰めて持っていく。
- 反動: 空気を押すのではなく、ガスを噴射した「お返し」で進む。
- 真空: 実は、邪魔な空気がない宇宙の方が、ロケットはスイスイ効率よく進めます。
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